アパート経営を考えたとき、必ず候補にあがるのが「シノケン」のアパートです。
ところが、知名度が高いゆえに、ネット上でもプラスとマイナス両方の情報が飛び交っています。一体どの情報を信じていいのか、困っている人も多いのではないでしょうか。
今回「あぱたい」が、物件や実績・入居率など、さまざまな面から「シノケン」の評判を徹底的に調査します。
シノケン ってどんな会社?
シノケンはアパートの販売数が5,000棟を超える、日本でも有数の「個人向け投資用アパート販売会社」です。JASDAQ (東証ジャスダック)に上場しており、会社の経営状況も申し分ありません。
なんといっても99%という驚異の入居率が特徴で「アパート経営といえばシノケン」というほど、抜群の知名度を誇っています。
ただし先ほどもいったように、よい評判と悪い評判が混在していて、イマイチ本当の評価がみえてきません。
ネット上にみられる口コミや評判を実際に紹介しつつ、シノケンの実態について詳しく解説していきます。
会社情報
シノケンはさまざまな子会社を有する一大グループ企業です。アパートを実際に企画販売して、オーナーとの窓口になるのが「シノケンプロデュース」。
シノケンのアパートと経営の特徴について解説する前に、まずはシノケンプロデュースの概要をまとめておきます。
会社名 | 株式会社シノケンプロデュース |
会社WEBサイト | https://www.shinoken.com/ |
東京本社 所在地 | 〒105-0013 東京都港区浜松町二丁目3番1号 日本生命浜松町クレアタワー |
電話番号 | 03-5777-0083 (代表) |
設立日 | 2011年5月24日 / グループ創業:1990年6月5日 |
資本金 | 株式会社シノケングループ100%完全子会社 グループ全体の資本金は10億9,483万円(2019年6月現在) |
代表取締役 | 玉置貴史 |
免許 | 宅地建物取引業 東京都知事許可 |
事業内容 | アパート企画・マーケティング事業 |
アパート経営をすべて任せられるシノケングループのサポート
シノケンは2002年、シノケングループとしてJASDAQに上場しました。
以降も順調に業績を伸ばし、2018年度にはグループ売上高1,100億円(2018年12月期)を突破。従業員950名が働く、日本有数の個人向け投資用アパート販売会社なのです。
シノケンのアパート経営は、企画販売担当の「シノケンプロデュース」を中心に、アパート経営に必要なすべてのサポートを一括で受けられるのが大きな魅力。
シノケンのアパートの特徴と評判は?
シノケンの企業情報を頭に入れたところで、今度はシノケンのアパートについて検証していきます。いったいどういった理由で、5,000棟以上もの販売を生み出すことができたのでしょうか。
自社開発着工棟数、日本全国No.1の実績
アパート販売会社はたくさんありますから、どの会社を選べばいいのか迷う気持ちはよくわかります。そういったときに選択の基準となるのが、やはりアパート販売の実績ではないでしょうか。
全国賃貸住宅新聞が毎年発表する年間着工数ランキングで、シノケンは2015〜2018年4年連続で自社開発棟数日本全国第1位を獲得。
また、シノケン発祥の地である九州福岡市では特にアパート開発に力を入れており、福岡市のアパート着工棟数は2011年から7年連続でNo.1の実績を記録。
ただし、アパートローン審査期間の長期化を受け、今後はアパートの販売比率を45%から20%程度まで引き下げる計画が決定しています。
上記の影響から直近の売上は減少しましたが、取り急ぎ心配する必要はないでしょう。
高品質でデザインがよいアパート
アパートを選ぶ基準として立地条件や家賃額をチェックする人は多いですが、自分の住むアパートがきれいでおしゃれかどうかという「デザイン性」も非常に重要です。
その点、シノケンのアパートはデザイン・設計面に関しても定評があります。2013年には、ワンルームアパートの住み心地と個性化を目指した設計が評価され、グッドデザイン賞を受賞しました。
また、シノケンのアパートは、すべて自社設計・自社施工(電気などの専門工事は除く)なのも大きな特徴です。通常、外注をつかって施工するところをあえて自社で施工。そのぶんかえってコスト管理が容易になり、コストダウンに成功しました。
土地がなくてもスタートできる
「土地を持っている地主じゃないとアパート経営なんてできないよ」と、普通は考えてしまいますよね。土地がなければ土地代だけで数千万円は必要ですから、尻込みするのも当然です。
しかし、シノケンでアパート経営をはじめた人の約90%が、土地なしからスタートしています。
シノケンは、なかなか市場に出回らない条件のよい土地をいち早く入手して、優先的にオーナーへ提供してくれるのです。
また普通では建築がむずかしい、狭小地や変形地への建築も積極的にサポート。
失敗を防ぐ安心の保証制度
よい立地条件でアパートが経営できるといっても、はじめてアパート経営をスタートさせるオーナーは不安でいっぱいです。
シノケンではそんなオーナーのために、さまざまな保証制度を用意。
シノケン融資の特徴3つ
不動産投資会社として実績のあるシノケンは、多数の金融機関から信頼を得ています。なので、シノケンは自己資金が少ない場合や自己資金0の場合でも、金融機関からの融資を受けることができるなど、融資の面で色々な特徴があります。
シノケンの融資の特徴を3つご紹介します。
シノケン融資の特徴1:金融機関の紹介サービス
シノケンは、不動産投資会社として長年の実績があるため、40行以上の金融機関から高い評価と信頼を得ていて、スムーズな資金調達が可能です。条件に合わせた有利なプランを紹介してもらえます。
1%台からの金利や、住宅ローンなみの長期プラン(最長35年)など、有利な条件でローンが組め、自分にとって1番合っている金融機関を紹介してもらうことが可能です。
シノケン融資の特徴2:木造アパート最長35年間融資
木造アパートの法定耐用年数は22年のため、新築の場合、普通は最長22年の融資を受けられます。
しかし、シノケンのアパート物件は木造アパートにもかかわらず、住宅性能表示制度に基づく劣化対策等級2相当の基準を満たしているので、最長35年間の融資を受けることができます。
劣化対策等級2相当と言うのは、築年数50~60年くらいまで長持ちするような対策が講じられている物件のことです。
シノケン融資の特徴3:実績自己資金ゼロで金利1%台
シノケンは、日本で初めてフルローンでのアパート経営を可能にしました。
フルローンとは、不動産投資物件の購入金額を、自己資金なしで融資で調達できるローンのことです。頭金0円、物件価格の100%を借入れで賄うので、 頭金のためにまとまった貯蓄がなくても住宅ローンを組むことができます。
またシノケンでは、一般的な調達金利よりも有利な金利(ケースによっては金利1%台)で金融機関を紹介してもらうこともできます。
シノケン物件の入居率
シノケンは、駅から徒歩10分以内という条件の土地を選び、デザイナーズアパートを建築しています。このアパートはとても評判が良く、すぐに満室になってしまうこともあるほどです。
このデザイナーズアパートは入居率が98.8%(2019年年間平均)という驚異的な数字になっています。
また滞納リスクを下げるため厳しい入居審査を行い、クレーム対応は30分以内などサービスの品質も高いです。
シノケン物件所有オーナー
シノケンの物件は、サラリーマン、公務員、女性、20代・30代の若い世代の人など、幅広い世代の様々な人がオーナーになっています。
シノケンはアパートを売って終わりではなく、収益をしっかりと出すところまでパートナーとして付き合うので非常に頼りになり、2棟目・3棟目と物件を増やして行くオーナーもいるほどです。
オーナーとの関わり合いについては、既存オーナーからの満足度は非常に高く、口コミや評判も良いです。
シノケンの評判
シノケンの評判をネットで調べると、悪い評判の書き込みも見受けられます。2018年に、週刊誌に融資のことを書かれたことがきっかけのようですが、シノケン本社がプレスリリースで事実無根と反論しています。
ネット上の評判は、オーナー以外の話しもありますので、どの程度信用していいのかは分かりません。ただ、駅からすぐの物件やデザイナーズアパート、保証やクレーム対応などについての良い評判も書き込まれています。
シノケンの評判で気になることは直接問い合わせてみよう
まず資料請求をしたり無料セミナーに参加したりするなど、ご自身でシノケンを体験してみてはいかがでしょうか。
不安に思っていることを直接問い合わせたり質問したりして、